ミャンマー国内旅行(陸路編)
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    JUGEMテーマ:ミャンマー

    〜20年前のミャンマー国内旅行(陸路編)〜

     

    思い出に残っている国内旅行と言えば・・・

     

    忘れもしないチャウンタービーチ旅行。

     

    ベンガル湾に面したミャンマー西部の海岸沿いにあるチャウンタービーチ。

     

    ヤンゴンから陸路で行ける、当時のミャンマーの人達の観光地でもあったこのエリア。

     

    でも、途中に幾つもの難所がある為、他に行ったという日本人の話を聞いたことがありませんでした。

    ただただ、どうも綺麗なビーチがあるらしい・・・夕日が沈むのが美しいらしい・・

    でも雨季は悪路なので乾季にしかいけないよと。

     

    待ちに待った乾季。

     

    単身赴任中のおじ様と、仲良くしていた友人と、夫の4人でランドクルーザーに乗り込みいざ出発!

     

    唯一の頼りは我が家の信頼するドライバーのチョーチョーさん。

    彼のドライビングテクニックと交渉術の素晴らしさを改めて実感した旅、というのが正しいでしょうか^^

     

    朝早く車に乗り込みいざ出発!!

     

    ヤンゴンから車で走る事1時間半。

     

    何気ないこの会話から。。始まったのですこのハプニング続きの旅が(笑)

     

    夫 「いやぁ〜。国内移動するにも外国人は例え住んでいてもパスポートが必要なんですよね、ミャンマーって。

       まさかここまで車で移動してきた状況でパスポート持ってないなんて人いたらウケちゃいますよねー(笑)

       またヤンゴン戻るってこと??(笑)」

     

    すると私の友人が・・・

     

    友人「あ・・・私、持ってきてないかも(青ざめる)」

     

    「・・・・・」

     

    「え--------!!!????まじですかーーーーー!!??」

     

    既に時計は9時半を過ぎていました。

    そしてヤンゴから結構離れた場所に来ているではないですか(苦笑)

     

    友人「しかも、うちの鍵を夫が持ってるんです。そして今、ゴルフ場にいるかも(泣)」

     

    車中、固まる・・・(苦笑)

     

    チョーチョーさん一人がバックミラー越しに「???」と不安そうな顔でちらちら見ている。

     

    「今ならまだ戻れる!!戻りますか(笑)鍵を取りに(笑)

     で、自宅の鍵持ってるご主人のいるゴルフ場に行ってご主人を探そう!!」

     

    友人「あぁ・・(苦笑)でも携帯持ってラウンドしてないかも・・(泣)」

     

    「まずとりあえず行ってみよう!!」

     

    「チョーチョーさん、ごめんなさい(汗)。こうゆう訳でゴルフ場へ向かって下さい(泣)」

     

    チョーチョーさん苦笑いするも今来た道を戻りゴルフ場へ向かってくれました。

     

    ゴルフ場へ到着するも、どうやってここからご主人を探し出そうか。

    携帯も繋がらないし・・・

     

    とりあえず1ホール目から順番に、知り合いの日本人プレーヤーに

    「○○さん、見なかった?知らないですか?」と聞きまわりながら広い広いゴルフ場をしばらく探していたら

     

    「はっけーーーーーーん!!

     理由は帰ったら話すから、お願いだから家の鍵ちょうだーい(苦笑)!!!」

     

    友人の夫「あれぇ?(苦笑)なんでこんな時間にこんな場所にいるんですかぁ??(苦笑)」

     

    と言いながら、彼女に鍵を渡してくれました。

     

    「急いで行かないと夕日が見れなくなるから行くねーーー(苦笑)!!」

     

    そうなんです。今回の私たちの旅行の最大の目的&楽しみはベンガル湾に沈む夕陽を眺めることだったんです!!

     

    だから一刻も早く現地にたどり着き、ゆったりした気分で夕陽を眺めながらご飯を食べたかったのです(泣)

     

    皆で大笑いしながら鍵をゲットし、更にヤンゴンの友人の自宅へ車を走らせ無事パスポートを持ち、

    また来た道を、チョーチョーさんが猛スピードで車を走らせたのです。

     

    この時既に出発して3時間以上経過・・・

     

    <続く>

     

     

     

     

     

     

     

     

    国内旅行  ◆疎海〜

     

    当時の国内旅行では携帯必須だったパスポート。

     

    ようやく全員のパスポートが揃い、デジャブのような気分でまた来た道をひた走り・・・

     

    お昼頃だったでしょうか。

     

    先に検問所?のような小さな小屋が見えてきました。

    その先に静かな流れの大きな川が見えています。

     

    橋らしきものは全く見えず・・・

     

    どうやってこの川を渡るんだろう。

     

    チョーチョーさんは車を川岸へ、でこぼこ道を降りていき、車を停め、その検問所らしき小さな小屋へと向かっていきました。

     

    戻って来たチョーチョーさん。

    「今からこの川を渡ります。車ごと」

     

    舟? どこ? どこにいますか? 船はどこ??

    周りを探すも全く見えず。

     

    川岸に今にも沈みそうな大きな鉄板はあるけれど・・・・・

     

    まさか、まさか???(苦笑)

     

    これですかーーーー(笑)

     

    すると2本の長い板がその鉄板に掛けられました。

    車の車輪の幅のぎりぎりあるかないかの板が・・(苦笑)

     

    すると私たち以外に待機していた2台程の車がそろりそろりとその細い、車輪がかろうじて載る幅の

    板の上に上手に車輪を載せ鉄板の上へ車を動かしていました。

     

    チョーチョーさんも上手に後に続きます。

     

    地元の人達数人と一緒に、車も荷物も、全て一枚の暑い鉄板の上に載った状態で、私たちもその鉄板の上に乗り。

     

    鉄板はそろりそろりと大きな川を下り始めました。

     

    川の両側には殆ど木も生えていない中洲が広がり、その更に周りには藁で出来た地元の人達が暮らす家、小さなパゴダ、

    水浴びをする水牛、小さな子供たちが遊ぶ姿・・・・

     

    俗っぽいものが視界の中に無い景色。。。。

     

    私にはとてもとても贅沢に感じました。

     

    何にもないのになんでこんなにワクワクするんだろう。

     

    子供の頃に大好きだった探検ごっこをしていた時の気持ちがふぅと蘇り、ただただ、凄い!まだこんな楽しい移動が

    出来る場所があるなんて。大人になってからこんなに楽しい気持ちになれるとは。

     

    きっとここに普通に綺麗な橋が架けられていたら・・・

     

    あっと言う間に、この周りの美しい風景をゆっくり眺めることもなくただ通り過ぎていたかもしれないと思ったら

    とても希少な体験ができたことに今でも「私はラッキーだった」と思うのです。

     

    ただ、こんな風に思うのは、たまに訪れる外国人だからということもよくわかっています。

     

    日々生活している地元の人達にとっては、「早く橋が架かって便利になって欲しい」と願う状況であったんだと思います。

     

    「きっと数年後には橋がかかり、こんな移動方法は直ぐに無くなってしまうだろう。。

     今、この時にミャンマーにいられた自分はラッキーだったな」

     

    本当に良い時代にミャンマーに暮らせたと、夫の会社に、ミャンマーに派遣してくれたことに感謝しています。

     

    しかし、この川を鉄板で渡る・・・はこの後、2回。続くのでした(笑)

     

    最初の川は小一時間。

     

    車を降ろし、次の川へたどり着き、また鉄板の上に車を移動。

     

    それを合計3回繰り返し、ようやく川エリアを超え、チョーチョーさんはパスポート事件でのロスを

    取り戻すべく、でこぼこ道を猛スピードで(苦笑)目的地へ向かってひた走ってくれるのであります。

     

    結構これがなかなかの山道で(苦笑)

     

    車の中で皆小ギザミにジャンプ、ジャンプ。

     

    舗装されていない凸凹に合わせて体も上下左右にぐわん、ぐわん状態。

     

    もうこの時点でかなり日が傾き始め・・・・

    パスポートを忘れた友人はそんなぐわんぐわんな状況で・・・

     

    白目を出して寝ていました(泣笑)

    疲れたよね、さすがにね(笑)

     

    早朝出発してから早8時間以上は経過ているものね。

     

    さてさて、なんとなく怪しくなってきた私たちの一番の目的である、「夕陽を拝む」は実現出来きたのか!!(笑)

     

     

    へ続く・・・^^

     

     

    〜ミャンマー国内旅行〜

     

    大きな川をのんびりのんびりと。。。

     

    一つ目の川を渡り終え、また陸上へ。

     

    しばらく車を走らせると。。。

     

    また川!!

     

    そしてまた車を大きな鉄板に載せゆっくり川を下り・・・・

     

    結局3つの川を渡ることになりました。

     

    周りは見渡す限りの広大な田園風景。

     

    ロンジーだけをまとった男の子たちが歩く姿や水牛がのんびり過ごす姿。

     

    目に入ってくる景色が全て自然で出来ている。

     

    土、木々、空、水、人間・・・

     

    当時のヤンゴンでは海外から少しずつ輸入品が入るようになっていました。

    それでも大きな木々に囲まれたヤンゴンにいると自然の豊かさを感じました。

    それまで日本で、東京で無機質な人工物に囲まれていた生活を送って来ていたからなんでしょうね・・・

     

    「こんなに不純物、人工物が無い、全てが自然のものだけでで成り立っている景色って・・・・

    これが本当の贅沢で、本当に価値のあるものなのかもしれないなぁ・・・」

     

    現地で生活する人々には不便なのかもしれないけれども、外国人の私にはとてもとても

    崇高な景色に見えました。

     

    この景色はそのままで・・でも設備の整った医療が受けられて、電気が通り、子供たちが教育を受けれる環境があれば・・・

     

    そこに住む人たちが平等で、過ごしやすく、穏やかに暮らせる街を・・今、この真っ新な状況からなら作れるのに・・・

     

    でも外国の資本が入り、情報が入ってくると一気に全てが変わってしまう・・・

    そして大事なものをなくしてしまう・・・避けては通れないんでしょうが・・・悩ましい。

     

    こんな豊かな景色を眺めるとそんなことを考えずにはいられませんでした。

     

    私たちが三つ目の川を渡り切った頃。時は既に夕方。

     

    「ここからチャウンタービーチまでは悪路を1時間30分くらいです」

    とチョーチョーさん。

     

    えぇ〜(泣笑)

     

    夕陽・・夕陽・・・見れるかなぁ〜(泣笑)美妙です(泣笑)

     

    そしてチョーチョーさんの言った通り、猛烈な悪路(苦笑)

    凸凹に合わせて車も上下左右に。シートベルトをしているチョーチョーさんを除く全員が天井に頭をぶつけながら

    「どうか、太陽よ!まだ沈まないで〜」と願いながらチャウンタービーチを目指したのでした・・・

     

    <続く>

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    posted by: シュエラ | 記憶を辿りながら♪ | 17:14 | comments(0) | - |